あけまして、おめでとうございます

 本年もどうぞよろしくお願いします。

 元旦から大地震があり、翌日には航空機事故が発生しました。年初から大荒れです。

今年の不動産価格動向は不明

 昨年は建築資材の価格が異様に高騰し、さらに一部の部材が供給不足に陥りました。このため、新築物件の竣工が大幅に遅れたところが数多くあります。

 現在、コロナ禍の際に受けた緊急融資(いわゆるゼロゼロ融資)の返済ができない企業が急増しています。昨年末は、企業が所有する不動産を緊急に現金化したいとの問い合わせが数多くありました。

 今後は、倒産や破産の回避を目的とした不動産の売却案件が増えると思われます。

 売却案件が増えれば価格が下がるように思えますが、ご承知のとおり、円安が続いています。円安になれば外国人による購入希望が増えます。すると価格は下がらず、逆に上昇するかもしれません。

 金利も価格を決定する要因です。特に日銀が金融緩和を取りやめ、金利をアップさせるかが問題になります。

 今後の不動産価格動向についてよく質問されます。しかし、不動産価格を決定する要因が極めて複雑に絡み合っています。正直申し上げ、今後の価格動向は全くわかりません。