不動産会社には専門性があるので、どこに依頼するかを決める際は注意

このブログにアクセスしていただき、ありがとうございます。最初の投稿です。

ご承知の通り、新型コロナウイルス禍のため日本全国が困窮しています。不動産会社にとっても同様であり、売買・賃貸とも内見の依頼が激減しています。住み替えを検討されていたお客様には「外出して感染するのが怖いので、新しい物件の内見は延期したい。」と言われています。買い替え需要は非常に低迷しています。

来店されたお客様を車で物件案内する頻度も激減しました。インターネットのポータルサイトに物件情報が掲載されるようになり、多くのお客様はは現地集合、現地解散による内見を希望されるようになりましたが、車で物件を何件か案内して欲しいという要望はそれなりの頻度でありました。しかし、最近は車利用による内見を希望されるお客様は全くいなくなりました。車だといわゆる「三密」の状態になりますので、忌避されるお客様が多いのは仕方ありません。

このような状況なので、不動産取引(売買、賃貸)をこれから行いたいとお考えの方におかれては一旦踏みとどまり、コロナ禍がある程度収束するまで、「後悔せず、損をしない不動産取引」をする方法について、お考えいただくのがよろしいかと思います。このブログでは、その手伝いをさせていただきます。

今日の本題です。医療機関に外科や内科があるのと同様に、不動産会社にも専門または得意とする分野があります。

住宅賃貸の専門店、住宅の売買のみを行う会社、アパートやマンションの管理を行う会社、建築がメインで不動産業を副業としている会社、権利関係が複雑でそのままでは活用できない不動産を再生して他の不動産会社に売却する会社、収益物件(1棟マンションなど)の売買を専門に行う会社、賃貸店舗の紹介を行う専門の会社などがあります。

不動産を買いたい、または売りたい場合に賃貸の専門店やマンションの管理業者を訪ねても適切なアドバイスを受けられないのは言うまでもありません。また、賃貸物件を探している場合に売買の専門店に行っても、紹介される物件数は少ないでしょう。おおまかな見分け方は以下の通りです。

  • 駅前にあり、店頭に掲示している図面が主に賃貸物件である小さな店は、その地域に密着した賃貸仲介の専門店
  • 駅前にある、フランチャイズの店は主に賃貸仲介の店
  • 駅前、または駅近くにあり、10人以上の従業員があくせく働いているところは、主にアパートやマンションの管理と賃貸を行っている会社
  • 駅からやや離れた場所で営業している個人の店は近くの大家から多くの貸物件を預り、駅前の賃貸を専門とする不動産会社に客付けを依頼している店、または売買を中心として営業している店
  • 駅からやや離れたところで営業しているフランチャイズの店は、主に住宅の売買仲介を行う店
  • 駅からやや離れたビルの2階より上の階で営業しているところは、主に収益物件(1棟マンションなど)を扱う専門店
  • 名称が「○○工務店」「○○建設」のように、名称が不動産ではない会社は、建築がメインで不動産業は副業。
    賃貸も扱うが、自社が建設に関わった物件が多い。

外観からわからないようであれば、会社のホームページを参照する、メールで問い合わせる、電話をする等の手段でわかると思います。追客されたくなければ、匿名でもこの程度の内容であれば教えてくれると思います。電話であれば、応対した従業員の口調等で、その店の雰囲気をある程度把握出来るかもしれません。