緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が9月30日に全面解除

 新型コロナウイルス感染症の感染者が減少していることから、本日(9月30日)をもって全ての都道府県において緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が解除されます。

 ただし、当分の間は都道府県知事の判断により、飲食店における営業時間短縮の要請や、居酒屋などの酒を出す飲食店における参加人数の制限が設けられるとのことです。特に酒を出す飲食店やホテル、旅館、宴会場においては厳しい状況がしばらく続きそうです。

 緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が発出されていたことから不動産会社への訪問および内見が敬遠されていました。来店による相談は激減し、気になる物件がある場合でも内見をためらう方が多い状況でした。

 賃貸物件のオーナー様におかれては、空室がなかなか決まらずお困りの方が多いと思います。原因の多くは明らかに新型コロナウイルス感染症です。今後、飲食店の営業を平常通りに行えるようになれば雇用が戻るので、入居希望者が徐々に増え、空室は次第に解消していくと思われます。

 感染者数が増えなければ、いわゆる「自宅療養」となる方は次第にいなくなると思います。入居者の一部が新型コロナウイルス感染症に感染して自宅療養していることを理由として、管理会社が管理業務の一部(清掃、見回り等)を中止している物件がありますが、今後は次第に正常な管理業務が行われるようになると思われます。

 なお、ワクチンを2回接種した方でも感染する、いわゆるブレークスルー感染が発生しています。さらに、これからの季節は寒くなることから第6波が発生しないか心配です。当分の間は気を抜けない状況が続きそうです。