今日は大雪?不動産会社は踏んだり蹴ったり

2023年3月10日

※2023年3月10日追記:リンク先の元記事が削除されましたのでリンクを外しました。

 東京地方が大雪になるとの予報が出ています。テレ朝ニュース(リンク先記事は削除)によると、警報級の大雪になる恐れがあるとのことです。

 東京は雪に弱い都市であり、数センチ程度の雪が降っただけで交通が大混乱します。あちこちで車が立ち往生し、ポイントの凍結や架線の異常が生じれば電車も止まります。

 大雪が降ると、賃貸住宅を管理している不動産会社の多くがてんてこ舞いになります。除雪をすることが管理契約に記載されている場合、不動産会社は除雪をしなければなりません。

 不動産会社の社員はスコップを持参して除雪にあたることになりますが、雪で出勤できない社員が何人かいるのが通常であり、少ない人数で大量の雪かきをしなければならないことがよくあります。

 また、雪の重みで屋根や屋外にあるテレビアンテナが動き、テレビを視聴できなくなることがあります。アンテナの向きを直さなければなりませんが、工事業者を直ちに手配できないことがよくあります。この場合はオーナー様や入居者からお怒りの声があがります。

 現在、不動産売買および賃貸のいずれも繁忙期です。特に不動産賃貸については1~3月の収入をもって会社における1年間の営業経費に充当して運営しているところが数多くあります。

 土曜日や日曜日が悪天候になると物件の内見申し込みや来店者が激減するので大打撃を被ります。不動産会社は雪対策に追われ、さらに内見の申し込みや来店者の減少による売上減で踏んだり蹴ったりという状況に陥ります。

 また、「雪が降らなければ入居者が決まるかもしれないのに...」というオーナー様の声が聞こえてきそうです。オーナー様におかれても、繁忙期における大雪は恨めしいものと言えます。

 予報では10日の午後から大雪になるとのことです。11日の土曜日または12日の日曜日迄雪が積もったまま残る状況になると、不動産会社もオーナー様も大変な目に遭います。

 11日は祭日であり、12日は日曜日です。大半の方は「休日」ですが、不動産会社の社員の中には「雪かき」で連休を終える方が続出するかもしれません。