賃貸物件、残置されたら困るのはペット
昨日投稿したとおり、賃借人の中には退去時にゴミや家具、冷蔵庫、洗濯機等を残置される方がいらっしゃいます。
「残置物があると部屋を明け渡したことにならないので、家賃が日割りで発生します。」と伝えると、しぶしぶ回収に来られる方が多いです。
取りに来る方は良心的ですが、困ったことにペットを置いていく方がいらっしゃいます。絶対に残置されては困るものと言えます。
「引っ越し先の物件がペットの飼育を認めていない」として置いていく方がいます。退去した方に連絡すると「現在住んでいる物件ではペットの飼育を認めていないので連れて行けません。お譲りしますので可愛がってください。」等と言われることがあります。
「ペットが最終的にどうなるか、考えたことがありますか。」と言っても「大きくなり、餌代がかかるので経済的に飼える状態ではありません。好きにしてください。」等、信じられない物言いをされる方がいらっしゃいます。
オーナー様は不動産会社や管理会社に対応を求めますが、大半の不動産会社や管理会社の事務所は、ペットを飼育する環境ではありません。
保健所や動物愛護センターに引き取りを依頼しても、動物愛護法の精神に鑑み引き受けを拒否されることがあります。里親を探すとしても費用が発生しますし、里親が見つかるまで誰が面倒を見るかという問題があります。
ペットの面倒を最後まで見届けられないのであれば、ペットを飼育するべきではありません。ペットがかわいそうなだけではなく、多くの方が迷惑を被るからです。